学習机を用意しない家庭

以前は、小学校入学準備の一つで学習机を買うのが当たりでした。勉強をしたいと思った時に、ノートや教科書を学習机一面に広げて勉強に取り組むことができるのが、学習机の魅力です。ですが、あえて学習机を買わない家庭が増えてきています。

学習机を買わない理由を尋ねてみると、自分で積極的に勉強ができるようになるまでは学習机で勉強をさせるのではなく、居間などで親と一緒に勉強をするリビング学習を取り入れているようです。リビング学習が良いという説もあることから、ある程度大きくなってからもリビング学習を続ける人もいます。また、学習机は決して安い買い物ではありませんので、もう少し子供が大きくなってより使いやすいものを選ばせるために、小学校入学の際には学習机を買わないという理由もあるようです。いずれにせよ、遅かれ早かれ学習机は必要になりますので、子供が本当に必要だと思える時期を見逃さないようにしましょう。その時期は、自分で勉強ができるようになる時期と考えるのであれば、小学校入学後だんだんと身につく勉強を進んでする姿勢を見逃さないようにします。また、自分で学校の教科書や文房具などをきちんとしまえるようになる時期も目安の一つです。

その時期が来る前、小学校入学時に学習机を買ったのであれば、必然的に学習机がそれらを収納する場所になります。学校に持っていく学用品などは、意外と数があり且つ細かいものが多いものです。上手に学習机にしまえるようになることで、それぞれの物の場所が確定し、忘れ物が少なくなることにつながるのです。もし、まだ上手にしまえないので学習机を買わないという場合、他の家庭ではどのように練習させているのでしょうか。

ある家庭では、クローゼットや押入れの一区画を学習机の収納場所に見立てているそうです。収納場所は、ある程度分かれている方が子供もしまいやすいです。帽子や制服などの身につけるものと、文房具や教科書などの学用品などに分けてあげると良いでしょう。

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