入学する前から勉強は必要なのか？

小学校は勉強をするところです。小学校に入学する前には、多くの子供が幼稚園や保育園に通っていますが、全ての幼稚園や保育園で小学校の勉強を念頭に置いた教育をしてくるわけではありません。中には、ひらがなはもちろん漢字や英語を勉強する園もありますが、そのような教育をしない園も当然あるのです。教育をしない園に通っている子供は、家庭で小学校入学後に困らない勉強をしなければならないのでしょうか。答えはノーです。

もちろん、勉強をやって悪いということはありません。小学校入学時点で、ひらがなを読んだり書いたりできない子供もいれば、自分の名前を漢字で書ける子供もいます。ですが、小学校の入学試験を受験すると言った特別な理由がない限り、無理して慌てて勉強をする必要ないのです。小学校に入学すれば、できる子もできない子も同じ授業でひらがなの読み方や書き方を丁寧に一から教えてくれます。もちろん、鉛筆はどうやって持てば良いのかというところからも教えてくれるのです。ここで気をつけてもらいたいのが、園などで勉強をしてきた子供です。

勉強をしてこなかった子供は、毎日学校で教えてもらうことに新鮮味を感じ楽しく勉強をします。ですが、すでに勉強をしてきた子供にとっては、学校の授業がすでに知っていることなので、しっかり授業を聞くということができないかもしれません。それが続くと、自分の知らない授業になっても先生の話なんて聞かないという事態にもなりかねないのです。また、小さい頃に教えたことはそれが基礎になってしまいます。つまり、間違って覚えたことであっても同じことです。それを直すというのはなかなか大変ですので、あれもこれもどんどん教えていくというのは必ずしもする必要がないでしょう。

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